介護職でもっとも避けられるのが夜勤。これが厳しくて離職に追い込まれてしまうケースも多いようです。介護施設はどこも人手不足に悩まされている状況。24時間体制での介護環境が求められる入所施設ではどうしても夜勤が必要となります。限られた人員でやりくりしようとするとどうしても夜勤の数が多くなり、厳しいシフトでの勤務が求められてしまいます。
一方、施設側では離職者を減らすため、日勤のみの募集を行うケースも増えています。その代わりに夜勤を専門にスタッフを募集しやりくりをするのです。だれもが避けたがる夜勤ですが、代わりに夜勤手当がつくなど収入を増やすことができます。また、日勤と夜勤を不規則に担当するよりも夜勤のみの方がまだ生活のリズムを崩すことなく働ける面もあります。この点は病院で働く看護師と似たような状況にあるといえるでしょう。
では夜勤専従で働く場合にはどういった職場が候補になるでしょうか。求人が特に多いのが有料老人ホーム。民間企業によって運営される有料老人ホームの場合、雇用環境にも柔軟性があり、夜勤専従での募集も多く行われているのです。求人情報を探す場合にはまずこうした選択肢を念頭に置いておくとよいでしょう。
ただ、注意点がいくつかあります。まず雇用環境。具体的にはどれぐらいの頻度で働くのか、原則として夜勤は1ヵ月につき8回までとなっています。ただ人手不足の影響もあり、必ずしも守られているとはいえない状況です。いくら夜勤専従でも体を壊しては意味がありませんから、その点も事前によく確認しておきましょう。また、夜勤といっても休憩を挟んで16時間勤務する当直と、8時間勤務の夜勤では負担が大きく異なりますから、この点も確認が必要です。
それから夜勤手当。これを目当てに夜勤専従で働く人も多いでしょう。夜勤手当は施設によって差が出てきます。もちろん、多いに越したことはありませんが、就業環境とのバランスも必要です。手当をたくさんもらえても負担が大きすぎる環境は長続きしません。
こうした細かい夜勤専従の就業環境を知るためには転職支援サイトの利用がオススメです。一般公開された求人情報だけでは見えてこない職場の状況を教えてもらうことができます。夜勤を巡る環境、とくにスタッフの人数や担当する入所者の人数なども詳しく把握しておきたいところ。介護職を対象とした転職支援サイトではベネッセの介護士お仕事サポートやMC介護のお仕事などがありますから、まず利用してみてはいかがでしょうか。
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